カワサキKZ1000です。
すごく良質なベース車両です。
結構カスタマイズされてますが、これから更にZXレーシング流にしていこうかと思ってます。










ダイマグのホイール、モリワキのスイングアーム、Z1Rの18インチ前輪、加工フロントブレーキディスク。

このあたりの部品(中古部品のオンパレードです。)使ってマニア受けするようなのにしたいと思います。できるだけ余り部品使って安価に仕上げるつもりです。









このZ1000、軽い転倒だったのですが、運悪くヘッドのフィンをバキバキに割ってしまっておりまして、エンジンのオーバーホールも兼ねてついでに修理してしまいます。

というわけでエンジンは全バラするので降ろしてしまいましょう。










エンジン降ろし完了。
















フレーム単体になりました。

サーキット走行にも耐えられるよう少し補強入れます。














ヘッド修理してる間に腰下もバラして細かくチェック。

ヘッドを修理したら、うまくごまかしても修理痕がわかると思います。ですので少しでもそういうのが目立たないよう精悍なブラックに塗ってしまいました。

使用した塗料は、金属と塗料の食い付きをよくするプライマーを下地に塗り、上からデイトナの耐熱エンジン用ペイント(黒)です。








黒に塗ってる最中です。
















塗装済みのケースにクランクやミッションを組み込んだ姿。
コンロッドに通っているのはクランクシャフトの簡易チェック用ロッド。これが1〜4番までスッと通ったらクランクの簡易チェックはOK。












このZにも純正加工細型ハンドルスイッチを使用。
もちろんスクラップボックスに突っ込んであった廃棄寸前ハンドルスイッチがベース。














車体分解したついでにフロントフォークアウターも黒に塗装。
フォークオイルの漏れもなく、フォークが古くてボロボロになっている訳でもない、塗装するのには最も楽な状態。












塗装し終えたフォークを仮組み。
フォークアウターが元々の銀色(アルミの金属色)だと、フロントまわりが明るすぎて、何か物足りない、、、
だから黒に塗ったのですが、コレは決まった!ナカナカ良いカンジだと思います。と自己満足。












フレームもサーキット走行を考慮し補強を追加。
エンジンもできたので搭載。
部品点数が少ないシンプルなバイクですのであっという間にカタチになっていきます。













エンジン搭載のとき、持つところを確保するのと、少しでもエンジンを小さくする、それに少しでも軽くってことでエンジンカバーはまだつけてません。














だんだんとカタチになっていきます。
なんか良いカンジ!















なんだかんだでカタチになってしまいました。
















あとは前輪に18インチホイールとカスタムディスク装着したら終了です♪

あ、リヤブレーキのトルクロッドも製作しなきゃ!













横から見たところ。

今回前後違いのホイール等、あえて荒く乱暴につくってみました。この『荒さ』がZを引き立てた感もあり、全てをパーフェクトに仕上げるのが全てではない、とあらためて思った次第です。

乗ってみたところ、すごくよく走り、TM/RSキャブの重さも感じず、張り付きも無い、素晴らしい普通さを醸し出しておりました。慣らしが終わったらサーキットでテストしてみます。








ナラシも終わったので(相当前に終わってましたが)サーキットで走行テストしています。
何回か通っていますがすごく良いカンジですね。

製作した当時と変更したところは、シートのあんこ抜きしてポジション変更。
それと写真では判りにくい(判らない?)ですがオイルクーラーコアを某スポーツバイクのものの加工品に変更。

走行しての感想は、フレームに施した補強がすごくシッカリしててサーキットでも振れたりしません。
あとサスペンションが前後ともきっちりセットされてて個人的にはほぼ完璧だと思います。




古いバイクとは言ってもスポーツバイクです。
やはり走ってナンボのもの。
ぶっ壊れるまでサーキットとかで使ってやろうと思います。

ちなみにもうすぐ走行距離10万キロ。
個人的には良いバイクの使い方してると思っておりますが、バイクからすれば「もうやめて!休ませてー!」と意思を持ってたらそう思うかもしれませんね。


2011.8.1